Toolbox EDI Service
株式会社 太堀 様

既存のEDI環境を変更することなく流通BMS®に対応 流通BMS®対応を圧倒的なローコストで実現

・JCA、全銀TCP/IP、全銀BSC、Web EDIの混在環境における流通BMS®対応
・既存システムのIBM i(AS/400)を活用し、信頼性の高いEDIを実現
・EDIに関わるトラブル対応の負荷軽減で、ビジネスに専念できる環境を構築

1960年に食品製造販売を生業とする有限会社大堀商店として創業以来、惣菜や漬物の提供を通じてお客様の食文化を支える株式会社太堀(以下、太堀)。2020年に創業60周年を迎える同社では、横浜市港北区の営業本部を核に、横浜、足尾、日光(管理配送センター含む)の3工場と、長野、鹿児島の2駐在所、そして全国10ヶ所の営業所を結ぶ配送ネットワークによって、お客様へ「美味しいものを美味しいままにお届けする」という使命を遂行しています。

このような太堀の業務にとって欠かすことのできない配送ネットワークを支え、その競争力の源泉となっているコンピュータネットワークですが、主要顧客の意向により流通BMS®対応が急務となりました。既存のホストコンピュータやEDIなどのITインフラを最大限に活かしながら、信頼性の高い流通BMS®環境を短期間で構築するために太堀が選択したのは、ネオアクシス株式会社(以下、ネオアクシス)が提供するToolbox EDI Serviceでした。

サービス・ソリューション

Toolbox EDIサービス

本社 神奈川県横浜市港北区新吉田東8-50-29
設立 1960年1月15日
資本金 9,860万円
事業内容 お惣菜・調理食品・冷凍惣菜・山菜漬物類 他
URL http://o-hori.co.jp/

背景

主要取引先の意向で流通BMS®対応が急務に

「まだまだ先のことだと考えていた流通BMS®でしたが、主要顧客の1社であるイオングループ様の意向もあり、早急な対応が不可欠となりました」-今回、流通BMS®対応に至った経緯について、太堀 電算室 電算室長代理の星 和男氏はこう話します。

惣菜など鮮度が重要となる食品の製造販売を行う太堀では、迅速な配送を実現するために早期からコンピュータネットワークを活用した配送ネットワーク構築に取り組んできました。直接の取引先となるスーパーマーケットチェーンなど顧客企業との間の通信手順については、JCA、全銀TCP/IP、全銀BSC、Web EDIなど、それぞれの相手企業に合わせた対応を行ってきました。こんな中、新たな通信手順として浮上してきたのが流通BMS®でした。この背景には、昨今の通信回線のスピードアップ*1や既存の通信機器の老朽化、さらにこれらの機器の供給停止などがあり、大きな流れとして、流通BMS®への対応が不可欠と考えられる状況となっていました。太堀の主要顧客の1社であるイオングループは、2012年末までに流通BMS®への移行を完了することを宣言しており、既存のJCA手順のEDIシステムについては、2013年に停止する旨が太堀にも通達されました。

*1:現状のブロードバンド通信速度とは大きく違い、JCA手順の通信速度は2400bps/9600bps

しかし、EDIの通信手順を変更するという対応は、たとえそれが業界における大きな潮流であったとしても、個々の企業にとっては大きな負担となります。企業のビジネスのコアになるEDIに関する新たな対応は、"大きなIT作業負荷の発生につながる"というのが本音でした。さらに、イオングループ以外のお客様に関しては、当時、流通BMS®への対応が開始されておらず、すべてが流通BMS®に切り替わるまでは、JCA、全銀TCP/IP、全銀BSC、Web EDIなど既存の通信手順への継続対応は不可欠です。

太堀では、流通BMS®対応を実現しながらこれら既存の通信手順も継続して利用できる、即効性のあるソリューションの導入検討を開始しました。

導入の経緯

新旧通信手順の混在環境で、他社より1桁も安価に流通BMS®対応を実現できるネオアクシスの提供サービスを採用

ソリューションの選定に先立ち、太堀ではネオアクシスを含む5社にソリューションの提案を依頼します。依頼内容としては、流通BMS®対応に加え、既に30年以上も使用してきたIBM製品で現状使用しているIBM i(AS/400)を継続使用できるということでした。

集められた各提案内容は、流通BMS®に対応でき、IBM i(AS/400)が使用できるという視点では同様でしたが、実際の運用における負荷や初期投資、さらに既存の通信環境との混在という意味では大きな差異がありました。

星氏は、「ネオアクシスのソリューションであるToolbox EDI Serviceでは、他社とは異なり、弊社側の環境として既存の全銀TCP対応の通信機器をそのまま利用することができます。つまり、これまでと同じ手順で、流通BMS®を使った通信が実現できるのです。さらに、JCAや全銀手順などとの混在も可能なため、流通BMS®に未対応のお客様との通信も、これまで通りに実施することが可能となります」と強調します。

さらに、通信先の数によって費用が発生する同サービスのライセンス体系は、流通BMS®対応における初期導入コスト面でのハードルを下げるという意味でも重要でした。

「Toolbox EDI Serviceは、他社が提示してきた見積金額と比較し、一桁も安価な金額となっており、このコストメリットも大きな評価ポイントとなりました」(星氏)

既存の通信環境を大幅に変更することなく流通BMS®に対応できる点、JCA、全銀TCP/IP、全銀BSC、Web EDIとの混在環境でも信頼性の高い流通BMS®対応が実現できる点、さらに大きなコストメリットなどを考え、太堀ではToolbox EDI Serviceの採用を決定。2012年末から本番運用を開始しました。

導入効果

流通BMS®に対応できるだけでなく、通信障害対応などの負荷が軽減され、本来行うべき業務への注力を可能にした

Toolbox EDI Serviceは、IBM i(AS/400)から、全銀TCP/IP手順を利用して、ネオアクシスが提供するNAXクラウドセンターへ接続を行い、このセンター内でフォーマット変換を行った上で、接続先との間では流通BMS®手順での接続を行うというものです。接続元である太堀では、これまで通りの通信機器を使って全銀TCP/IP手順で接続できるため、新たな通信手順のための対応を行う必要がなく、データのXML変換など複雑な技術に頭を悩ますこともありません。流通BMS®に対応した接続先(お客様)が増えた場合にも、実際の接続先との対応はNAXクラウドセンター側が行うため、迅速かつ容易に接続先を増やすことができます。

流通BMS®手順を使ったイオングループとの通信が開始されて以降、現在では、その他の小売、スーパーマーケットとの間で、同手順によるやり取りが行われています。そして、この間を通じて、Toolbox EDI Serviceの導入メリットは明確に現れました。

星氏は、「これまで使用していた通信機器をそのまま利用する形で、イオングループ様との流通BMS®手順でのやり取りが短期間で実現できた点は、大きな導入メリットだと感じています。さらに、トラブルが減った点も重要でした。以前は、営業所とお客様との間で、月に平均1回程度は通信トラブルが発生しており、その都度1〜2時間かかる緊急の修復作業が必要でした。Toolbox EDI Serviceの採用後は、NAXクラウドセンターが流通BMS®通信を含むEDI通信を常時監視するサービスのために、EDIに問題が発生した場合にはネオアクシスから障害内容と障害原因について連絡が入るようになりました。太堀はEDIデータの設定に注力するだけで済む、楽で信頼性の高いEDI運用体制が確立しました。通信速度も大幅にアップし、太堀の工場と営業所は、本来注力すべき業務に対してより多くの時間を割けるようになりました」と話します。


Toolbox EDI Serviceの優位性と導入効果
・導入におけるハードルの低さ
既存の全銀用通信機器を継続使用 / 既存通信手順をそのまま使用可能 / 安価な初期投資
・新旧混在環境でも運用が可能に
流通BMS®と従来の通信手順(JCA、全銀TCP/IP、全銀BSC、Web EDI)の併用が可能
・通信トラブル対応の減少とより付加価値の高い業務への注力が可能に
流通BMS®に関する通信をクラウドセンターに一任することができ、直接対応すべきトラブル対応が皆無になったことで、本来注力すべき業務により多くの時間を割くことが可能に

今後の展望

今後増加が予想される流通BMS®採用顧客とのEDIについても、Toolbox EDI Serviceによりスムーズに移行

2017年4月現在、約10社の顧客との間で使用している流通BMS®ですが、今後、その数はさらに増加していくことが予想されます。しかし、太堀ではToolbox EDI Serviceを使用することによって、スムーズな移行ができると期待しています。

最後に星氏は、今後の展望を含めToolbox EDI Serviceがもたらしたメリットとその優位性について、次のように締めくくりました。

「弊社のようにIBMホストを長年にわたって使用し続けている企業は、決して少なくないと思います。ウィルス等を含めたセキュリティ対策も万全であり、Windows Updateのような対応も必要のない堅牢なIBM i(AS/400)を継続的に使用し、JCAや全銀などのEDIデータを従来通りの方法で使用し、蓄積できることは、運用上の重要ポイントです。

現在は、流通BMS®のためにデータのマッピングさえ決めれば、IBM i(AS/400)上で流通BMS®のデータを作成することができます。IBM i(AS/400)上で、EDIデータを一元管理しつつ、販売実績などの過去データを利活用できる運用体制が確立しました。

新たな通信手順である流通BMS®に対応するためには、自社側の既存環境にほとんど影響を与えることのないToolbox EDI Serviceの仕組みが最適だと実感しています。今後予想されるお客様の流通BMS®移行に際しても、大きな導入作業負荷や時間を費やすことなく、スムーズな対応ができると確信しています」

鮮度が命となる食品を素早くお客様のもとへ提供することで、食文化に大きく貢献する太堀。その迅速さを実現する配送ネットワークを支えるEDIサービスとして、ネオアクシスが提供するToolbox EDI Serviceは、太堀にとって既に不可欠なITインフラとなっています。

概要図

お客様の声

星 和男氏
株式会社 太堀
電算室 
課長代理